空知遊覧2016「ツミキデポエム」

アートになったサーカスと出会う

日程:
2016年9月11日(日)
開場:
14:30
開演:
15:00
終演:
16:00(予定)
会場:
まなみーる岩見沢市民会館 大ホール

「地域から、感動を生み出したい。」

「サーカス」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか? ひと昔前と違って、現代ではサーカスがまったく新しい姿を見せています。アートとサーカスが出会うことで、「ヌーヴォーシルク(新サーカス)」が生まれ、感動の輪を広げているのです。「地域力を高めるアートマネジメント人材育成事業」に取り組んでいる北海道教育大学岩見沢校では、広く地域の人たちを対象にアートマネジメントの研修を行なっています。その集大成として、「空知遊覧2016」が公演されます。ヌーヴォーシルクを楽しみながら、地域力の可能性を思い描いてください。

 

 

「スポーツとアートは結ばれるか」

北海道教育大学岩見沢校は芸術・スポーツ文化学科という、非常にユニークな組み合わせが並存しています。それを「並存」ではなく「共存」、さらには「融合」してみようという、非常に魅力的なチャレンジが、ここに起ころうとしています。現代サーカスは、芸術かスポーツかといえば、間違いなく芸術表現活動です。ただし、他の芸術よりもはるかに強い身体性を必要とする、その意味でスポーツの要素を孕んでいるわけです。スポーツ選手がいきなり舞台作品を作りなさいと言われても難しいですし、その逆も然り。けれども、まさにその違和感に面白さがあると思うのです。スポーツ選手をアーティストに仕立てるのではなく、存在をありのままに抱え込み、演出の力とアーティストとの共同作業によって、今までにない形でスポーツとアートを融合させることができないか? と考え始めています。もちろん、もとスポーツ選手で、引退後にその身体能力を生かして、世界で活躍するダンサーになっている方など、見事に選手からアーティストへの転身を遂げた方も少なくありません。同時に、その他の多くのアスリートや選手の能力を生かす方法として現代サーカスは限りない可能性をもっているように思います。現代サーカス発祥の地、フランスでは、小さい頃からスポーツクラブの感覚で、サーカスクラブに通っています。綱渡り、ブランコ、ジャグリング、玉乗り…子どもの能力や要求にあわせて喜びとチャレンジをもたらすのがサーカスだ、と、フランスの親たちは感じているのです。身近な遊びからプロフェッショナルな作品づくりまで、サーカスは多様な人々を巻き込み、その人の能力を引き出す力をもっています。北海道教育大学岩見沢校の革新的な取り組みが、芸術家とスポーツ選手と地域をつなぐ日をめざし、今年のプログラムを実施いたします!-----------------田中未知子(現代サーカスプロデューサー)

 

 

主催|北海道教育大学岩見沢校
企画制作|田中未知子
助成|平成28年度 文化庁 大学を活用した文化芸術推進事業
後援|北海道空知総合振興局、岩見沢市、美唄市、岩見沢市教育委員会、美唄市教育委員会
協力|一般社団法人瀬戸内サーカスファクトリー、NPO法人はまなすアート&ミュージック・プロダクション、認定NPO法人アルテピアッツァびばい

【総合お問合せ】
Mail?sorachiyuran2016@gmail.com
Tel?0126-22-4235(はまなすアート/まなみーる事務室)