北村地区芸術鑑賞会「モイモイ・オーシャン・パラダイス」

やまびこ座・こぐま座プロデュース人形劇公演

日程:
2018年3月25日(日)
開場:
14:30
開演:
15:00
会場:
北村環境改善センター 多目的ホール

入場無料


■作/演出/美術
沢 則行

■キャスト
会田優子
狩野智滉
白川さおり
須摩康平
須摩大輔
宮川聖子
山﨑明彗

■あらすじ
今から80年前、オタモイ岬に、二人の男が命がけで巨大レジャーランドを作りました。 

海水浴場、高級料亭、演芸場、子どもたちのための遊具広場、多い時には一日数千人のお客が集まる一大観光名所となったそうです。
しかし、第二次世界大戦が始まり、行楽・娯楽をつつしむべし、との風潮が広まり、さらに食糧不足も加わって、事実上の閉園状態に。
戦争が終わって経営者もかわり、規模を縮小して営業は再開されましたが、1952年、火災によって、シンボルでもあった龍宮閣が焼け落ちてしまいます。断崖絶壁から海に突き出すように作られた建物で、消火のために近づくこともむずかしかったそうです。
男たちの夢は30年足らずで散りました。
そしてこの時期、小樽そのものが衰退の道を辿り始めます。

北の港町が日本最高の繁栄を誇った時代。
荒くれの時代、何もないけれど野心と希望はあった時代。さて、ぼくらが生きている今はどんな時代なんでしょう。
食糧もインフラも整ったけれど未来が見えない時代?ゆるやかな貧しさと不安な暗がりに滑り落ちてゆくような時代?
でも、ぼくらは笑っていたい、励まし合っていたい、手垢にまみれた「夢」という言葉を、もう一度土くれの中から拾い上げて埃を払い、この手に握りしめたい。そんな思いを劇場に来てくださる皆さんと分かち合いたい、と願ってこの芝居を作りました。


【主催】NPO法人はまなすアート&ミュージック・プロダクション、公益財団法人さっぽろ青少年女性活動協会
【後援】岩見沢市、岩見沢市教育委員会

お問合せ 0126-22-4235(はまなすアート)